前置き
サーバーの移転は無事完了しました。期限がまだ残っているのでドメインはそのままさくらで使う……予定だったのですが、
サーバー料金はともかくドメイン料はXserverの方が安い。ということで、比較的期限が近いドメインの移管を行いました、その手順です。
ドメインを移管してもネームサーバーなどDNSは変更されないので、サーバーは移管前のものをそのまま利用する方は特に弄らなくて良さそうです。
サーバー移管予定の方は先にデータを移してネームサーバーを変更しておくか、あるいはドメイン移管後にデータを移してネームサーバーの変更を行ってください。
私はさくらインターネットからXserverへドメイン移管を行いましたので以下の手順はその会社の手順を記載していきますが、他社であっても作業内容はそう変わらないと思います。
ドメイン移管で行った作業
ざっくりと行った作業内容を記載すると
1.移管前会社でドメイン転出手続きをする
2.移管前会社からオースコードの書かれたメールが届く
3.移管するドメインのwhois情報の登録者情報を変更
4.移管先会社でドメイン転入手続きをする(2のオースコードが必要)
5.移管先から「トランスファー申請に関するご案内」というメールが届くので、ドメイン移管を承認する
6.知らないメールアドレス(info@jprs.jp)からメールが届くので、リンクをクリックして「承認」する
7.移管完了のメールが届く。
6の承認を行った時点で実質的に行う作業は完了となります。
上の1~7の作業の中で「メールが届く」と何度も書いていますが、メールが届くまでの期間はかなりバラバラです。メールが届くまで早ければ1時間もかからず、逆に遅ければ数日かかります。これは作業内容を問わずその時の状況に左右されるようですのでメールが来るまで気長に待ってください。
移転前ドメイン管理会社(さくらインターネット)側作業
1.さくらインターネットでドメイン移管手続きを行う
https://help.sakura.ad.jp/domain/2279/
上のリンク先、「gTLDドメインを転出したい」を参考にしてください。少しスクロールしたところに「移管(転出)手続き」とありますのでそちらの手順通りに進めてください。
上記リンクでは書かれていませんが、「5メールでのお問い合わせ画面が表示されます。」のところの画面の中で、質問内容のお問合せ区分の選択が必要になります。問い合わせといってもお問合せはドメイン移管とはっきりしていますので、「新たに実施、設定しようとするものに関する問合せ」でも「その他、わからない」のどちらでも問題ありません。
「7.お問い合わせ受付け完了画面が表示されます。」まで作業を終えると一旦作業は完了です。
「メールでのお問い合わせを受け付けました」の画面が出たら「[会員ID]gTLDドメイン移管(転出)依頼 ドメイン名」というメールが届きますが、この時点ではまだ受付をしましたというだけです。
オースコードの連絡メールが届くまで待ちましょう。
2.さくらインターネットからオースコードの書かれたメールが届く
先述のドメイン移管依頼のメールがきてから何日かしたら今度は「[会員ID]gTLDドメイン移管(転出)依頼 ドメイン名」という件名でメールが届きます。
このメールが来るまで「3営業日以内にご連絡させていただきます」と記載されていますが、基本的に丸2日以内に収まると思います。状況にもよると思いますが、私の場合翌日に届きました。
【転出ドメイン名】、【ドメイン管理担当者メールアドレス(Admin Email)】、【オースコード】が記載されているのを確認してください。
3.whois情報の登録者情報を変更
メールに記載されている流れだとここから先は転出先で作業を行うようになっていますが、その前にドメインに登録しているwhois情報の登録者情報を変更しておいた方がいいでしょう。大体のサーバー会社は借りた本人ではなくサーバー会社の情報を代わりに記載するようにしていると思いますので、それをご自身の情報に書き換えてください。
「登録者情報 (Registrant)」「管理担当者 (Admin)」「技術担当者 (Tech)」の3つありますが、書き換えるのは「登録者情報 (Registrant)」だけでいいです。
最低でも名前、Email、電話番号、住所はご自身の、移管先で登録しているご自身の情報にしましょう。(ちなみに私は担当者名と部署名を書き換え忘れましたが申請は通りました)
以上で移管前サーバーでの作業は終わりです。
移転先ドメイン管理会社(Xserver)側作業
4. Xserverでドメイン転入手続きをする(2のオースコードが必要)
https://www.xdomain.ne.jp/manual/man_order_domain_transfer.php
Xserverはマニュアルがありますのでそちらを参考にしつつ作業を進めてください。
新規に取得する場合は[サービス管理]の[レンタルサーバー]から
他社から移管する場合は[ドメイン]の項目にある[ドメイン移管]をクリックします。
移管を行いたいドメインを入力して[ドメインを検索する]をクリックします。
移管前会社から届いたメールに記載された認証コード(オースコード)を入力し、利用規約のところにチェックして[お申込内容の確認とお支払いへ進む]をクリックして、クレジットカードなどで決済を行ってください。
支払方法の画面が表示されますので支払を完了したら「【Xserverアカウント】ご利用料金お支払い確認のお知らせ」というメールが届きます。
(永久無償特典の場合は「【Xserverドメイン】ドメイン移管申請のお知らせ(ドメイン名)」というメールが替わりかもしれません)
今回移管作業を行ったドメインが追加され、[移管申請状況確認]が表示されます。
5.Xserverから「トランスファー申請に関するご案内」というメールが届くので、ドメイン移管を承認する
「【重要】ドメイン名 のトランスファー申請に関するご案内」という件名のメールが届きます。
メールにリンクがありますので、そちらをクリックすると下の画像「ドメインの移管承認」画面が表示されます。
「承認」をすると「トランスファー移管承認を完了しました」と表示されます。
以上でXserver側の作業は終了です。
ちなみにこのメールの存在を忘れて放置していた場合、ドメイン移管作業は中止されます。
6.知らないメールアドレス(info@jprs.jp)からメールが届くので、リンクをクリックして「承認」する
上記5番の作業、トランスファー移管承認を完了すると、「レジストラトランスファーアウト意思確認のご案内」という件名のメールが届きます。
ログイン画面が表示されますので、メールが届いたアドレスを入力し、ログインします。
「レジストラトランスファー確認」画面が表示されますので、「承認」をクリックすると「意思確認完了」と表示されます。
ちなみにこのメールの存在を忘れて放置していた場合、ドメイン移管作業はそのまま続行されます。
これでこちらでドメイン移管で行う作業は完了です。
7.移管完了のメールが届く
ドメイン移管が完了すると「【Xserverドメイン】ドメイン移管完了のお知らせ」というメールが届きます。
これでドメインは完全に移管完了となります。
お疲れ様でした。
移管完了後のネームサーバーは移管前を引き継ぐ
前置きのところに書いた通り、ドメインを移管してもネームサーバーなどDNSは変更されません。
ですのでドメインは移管後、サーバーは移管前を利用する場合はここで作業完了です
サーバーも移管後のものに切り替える
ドメイン移管後もネームサーバーは移管前のものをそのまま引き継ぎます。
私の場合、さくらから移管してきたのでさくらのネームサーバーがそのまま入っています。
この状態でドメイン設定からドメインを追加するとDNSレコードは設定されますが、ネームサーバーは移管前のままなので移管前のDNSレコードを参照し続けます。
こんな感じでメッセージが表示されます。
この状態のままだとXserverに用意した移管ドメインの領域は誰にも見られない準備期間とも言えますので、この隙にデータの移し替えを行って、移し替えが完了したらネームサーバーは移管後のものに書き換えましょう。